おっさんの昭和回顧録-4-

テレビアニメの世界

 アニメーションという文化に私が最初に出会ったのはいつなのか、もはや判然としないが、印象としてかなり初期にあるのは「鉄腕アトム」である。言わずもがな日本初の国産アニメである。放送当時は既に原作を読んでいたのだが、漫画が実際に動く、というワクワクする体験を最初に覚えたのがこの番組であった。その頃は「漫画映画」という言い方があったのだが、見始めた当時はモノクロ放送だったので、確かに漫画の絵が動き出した、と言う意味では正鵠を得て(射て)いたと思う。アトムのヒットを機に、雨後の筍のように次々とテレビアニメが誕生していく。「8マン」「スーパージェッター」「宇宙少年ソラン」「海のトリトン」「鉄人28号」(順不同)等々。子供の頃でもあり、正直に言うと内容はうろ覚えである。しかし、見ている時のワクワク感は今でも忘れられない。当時は録画もできないので、その時間にテレビの前にいるためにかなり必死だったことを思い出す。見逃そうものなら、翌日の友人達との話題についていけないのだから。

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