笑いが止まらない
熟達した芸人が繰り出すギャグやコント、老成した真打が繰り出す巧みな話芸、お笑いの文化はいつの時代も人々を和ませ、幸せにする力を持っている。私もお笑いが大好きだ。しかし、子供時代に行ける範囲で寄席などはなく、興行でも時折サーカスが来る事はあってもお笑い芸人が興行に来ることはなかった(来ていたかもしれないが、少なくとも子供の私が見る機会はなかった)。だから子供時代にお笑いに触れる機会はほとんどテレビを介してであった。すぐに思い出すのは「てんぷくトリオ」である。三波伸介さんの「びっくりしたなぁ、もう!」というフレーズは友達の間でも流行っていた。同じくらいの時期には「てなもんや三度笠」という番組もあった。藤田まことさん、白木みのるさん、財津一郎さんなど錚々たるメンバーが集っていた。「あたり前田のクラッカー」というフレーズも懐かしい。私がお笑いに触れた一番古い記憶と言っていい。その後も絶対外せない人たちがどんどん出てくる。時代が前後するかも知れないが、「ハナ肇とクレージー・キャッツ」「ザ・ドリフターズ」「コント55号」、そして上方漫才ブームも始まり「横山やすし・西川きよし」を皮切りに「コメディNo.1」「B&B」「ツービート」「紳助・竜介」等々数多くのスターが誕生していった。これらの伝説的なお笑いスター達の軌跡をリアムタイムで追うことができた私たちは幸運なのかもしれない。
