怪獣との出会い
当然ながら、テレビアニメと同じくらい怪獣物も子供心を鷲掴みにするのである。円谷プロの怪獣映画(「ゴジラ」や「ゴジラの逆襲」など)は私が生まれる前から公開されており、映画館ではおなじみの物であったが、これが家庭で見られるという時代の波がやってくるのである。「ウルトラQ」「ウルトラマン」「怪獣ブースカ」など、着ぐるみと分かっていても熱中してしまう。いや正直見ている時は着ぐるみなどという無粋なことはまったく忘れているのである。放送順で無論「ウルトラQ」を最初に見たのだが、一人のヒーローを介してではなく、普通の日常に突如として現れる怪異を単話形式で描くもので、もう恐ろしいやら面白いやら、私にとっては一大カルチャーショックであった。ヒーロー物ならストーリー後半で悪者がやっつけられてめでたしめでたしとなる安心感があるわけだが、「ウルトラQ」はそうではなく、なんとも言えない不安感とともに終わることが多いのである。現在の年齢になるともう一度見てみたい番組のトップ5に入るのだが、子供の頃の自分にとってはその後に始まった「ウルトラマン」の方が圧倒的に熱狂できたのである。
